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映画 ララピポ

http://www.lalapipo-movie.com/

脚本が嫌われ松子の一生の中島哲也監督ということもあって、原作のディープさのないポップな仕上がりになっていました。
個人的には原作の暗さが好きなので(笑)ちょっと物足りない感じがしましたが、制作サイドの求めるものが「人間のネガティヴな部分を描きつつ、華やかなエンタテインメント映画」だったことを考えればバッチリな仕上がりでしょう。
映画はスカウトマンの栗野健治のエピソードが軸になっていて、ポップな内容なので若者向けなイメージが強かったです。
その中でよかったのが佐藤良枝役の濱田マリ。
エロ満載のエンタメ色が強い中、主婦でAV女優の良枝の暗さが原作の良さを一番出していたと思う。
あと、ディスコ・サウンドの劇中歌が映像に合っていて凄くよかった。
コンピレーション・アルバム買おうっと。
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by m_015 | 2009-02-26 11:01

グラスホッパー 伊坂幸太郎

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。「BOOK」データベースより

犯罪組織がベースの話なので「悪」がいっぱい出てきます(笑)
やはり伊坂さんの書く悪は悪者然としていて共感はできないが、「殺し屋」というどこか現実感のない世界に普通の中年・鈴木が絡むことでリアルさがでていると思う。
特にキャラクターがよい。
鈴木(人間)、鯨(動物)、蝉(昆虫)、押し屋・槿(植物)のネーミングや、鯨=重、蝉=軽、槿=静という位置づけも面白い。
身近に存在しないであろう人間離れした「殺し屋」たちの「人間味」も物語に出ていてよかった。
蝉は少しも罪悪感を感じずに人を殺すことが出来る人間だが、雇い主の岩西とのテンポのいいやりとりには憎めなさを感じる。
殺しという共感できないテーマだが、テンポ良く一気に読める作品。
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by m_015 | 2009-02-25 13:29

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。「BOOK」データベースより

「現在」のごく普通の大学生・椎名と「二年前」の琴美の物語が交差し結びつく。
きっかけは二年前の事件。その物語に椎名は「途中参加」したことになる。
ペット殺しやエイズといった重い内容で、ペット殺しが人に転換されたときの恐怖は読んでいて苦痛を感じた。
伊坂さんの書く「悪」はなぜこんなにも酷いことを平気でできるのか。
身近にいる、ごく普通の人間の犯行だからこそ、その恐怖は耐えられない。
しかし、恐怖を感じながらもどこが終着点なのか気になり最後まで読んでしまった。
「悪」に対する怒りはもっともだし琴美の正義感は共感できるが、少し浅はかではなかったか。因果応報を唱えるドルジの行き着く先がとても切なかった。
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by m_015 | 2009-02-25 13:29

九十九島かき食うカキ祭り・冬の陣

行ってきました、毎年恒例のカキ祭り。
あいにくの雨でしたが、最終日ということもあり大盛況。
雨だからかいつもの海っぺりではなく芝生の広場でした。
カキをめいっぱい食べてお腹いっぱい。
イカの一夜干しもおにぎりも美味しかった〜。
寒くてもビールと日本酒があればよし(笑)
福岡に戻って友人宅で二次会。まだ飲むか(笑)
朝7:30に博多を出発して二次会終わって帰宅したのが23時。
一日中飲んだくれ。たのしゅうございました〜(爆)
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by m_015 | 2009-02-23 10:07

工房見学とドラゲー

ねこ展の相談も兼ねて工房見学へ行ってきました。
前原方面の山の中にあり周りにはたくさんの工房が。
近隣の工房からは木を切る音などがして皆さん創作に勤しんでおられました。
今回、木を使いたいなぁと思っていたのですが、話を聞いたところやっぱ木は難しい...と再認識。技術面でも厳しいのですが、なにより道具が必要なので、素材を変えて再度検討と相成りました。
とはいえ、素材によってはまた相談しないと...。ちゃんとできるのか?(笑)

そして気分を変えてドラゴンゲート(博多スターレーン)!
1試合目に大好きな土井選手がでたのですが、負けてしまい残念(涙)
しかし土井ちゃんは相変わらずかわいい。そしてなによりお尻がキュート(まだ言うか・笑)
吉野選手も好きだけど、ちょっと痩せすぎなのよね...。太らない体質だから仕方ないけど、足が折れそうなくらい細い。心配になってしまう(笑)
Gamma vs ジャクソン戦のお笑い部分はもちろん面白かったし、今回は斎了の裏切りやGamma契約切れでも継続?なサプライズもあり、相変わらず飛んだり場外乱闘も多くて流石はドラゲー、楽しませていただきました。
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by m_015 | 2009-02-16 13:13

妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 香月日輪

共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん...
十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”!次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。「BOOK」データベースより


親戚の家で世話になっていることで居場所のない夕士。やっとの思いで家を出てたどり着いたのがワケあり物件「妖怪アパート」。
背に腹はかえられず、半年契約で妖怪アパートの住人となることに。
少数の人間も住んでいて、彼らは妖怪達を受け入れ暮らしている。
そんな非現実に困惑しながらも、住人たち(もちろん妖怪込み)との触れ合いで価値観を変えていく。
家族、家を無くし「はやく大人になって自立しないと」とそう思い足早に大人になろうとする夕士に、住人たちは急いで大人にならなくてもよいとやさしく教える。両親の死を受け入れることができず、ずっと流せないでいた涙を夕士はやっと流すことができた...。
妖怪という完全な非現実を対象としたことで、物語の言いたいことがとても解りやすく、楽しく読めた。小学生から大人まで幅広く楽しく読めるのではないかと思う。
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by m_015 | 2009-02-16 13:13

「GOTH 夜の章」「GOTH 僕の章」 乙一

「GOTH 夜の章」
森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち―“GOTH”を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。
「GOTH 僕の章」
この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ―そう自覚する少年、「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる「GOTH」の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中の何かを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは…。圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。「僕」に焦点した三篇を収録。
「BOOK」データベースより


GOTHは「夜の章」と「僕の章」の前後編に分かれている。
読んでいて現実感がなさすぎて、正直引き込まれることはなかった。
グロテスクな描写に「血生臭さ」がなく、
なにより、学校などの生活風景ですら実感のない感じに思った。
「夜の章」の後書きによると主人公の設定は「怪物」「妖怪」であり、
あまり現実感を出さないようにしたとある。
なるほどと思い「僕の章」を読んだら現実感がないのを受け入れて読むことはできた。
しかし文章ならではのトリック(誰が話の主なのか)は面白いと思うが、
やはりそこまで面白いとは思わなかった。
「主人公」に現実味をもたせなくてもいいが、その他の描写はもう少しリアルであってもよかったのでは?
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by m_015 | 2009-02-09 11:24

りんご近況報告

りんごくんの里親さんからメールが来ました!

b0111956_2028156.jpg

ありゃ、写真がまっすぐなんない...

立派な男の子になったねぇ(涙)
おばちゃん嬉しいよ〜。

「とてもやんちゃで、最近では怒る姿がかわいくて
 妹と一緒に遊びながら見てます
 今後も写真を送ります。
 ただ元気で毎日を過ごしてくれることが
 一番の幸せです」

うん、うん(涙)
りんごくんもきっと幸せだよ。よかったよ。
いつか再会できるかな?
でもきっと憶えてないよね...。
なんてちょっと、淋しかったりして(笑)
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by m_015 | 2009-02-05 20:23

「眼球奇譚」 児嶋都

綾辻行人原作のホラーのコミック化。
「山間の小都市で、被害者の眼球をくりぬく無差別殺人が連続した。十数年ぶりにその地へ帰郷した私は、街外れの廃屋を訪ねる。高校一年の夏、母親が愛人と心中する災厄に見舞われた私は、その廃屋の地下室で、ある女と秘密の時間を過ごしていたのだ。やがて甘美な記憶と現実の殺人の謎が交錯し…」雨の夜、編集者の許に届いた一編の原稿「眼球綺譚」がもたらす恐怖を描いた表題作ほか、現代推理の旗手が狂気と幻想の世界に読者を誘う、妖しくも美しい七つのホラー・コレクション。
「BOOK」データベースより


人間が再生するって話は伊藤潤二の「富江」と同じだ。(ちなみに映画化してます)
確かに楳図かずおの絵に似ているが、伊藤潤二の絵にも似ていると思う。
絵を描き分ける才能はすごいと思うけど、あたし個人としては表紙のタッチで描いた方が良かったのでは?と思っている。
というか富江を読んでいたから比較してしまった。
小説(原作)の方が、面白く読めるような気がしました。
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by m_015 | 2009-02-04 19:22

「失踪日記」 吾妻ひでお

「全部実話です(笑)」── 吾妻
突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。
波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!
出版社/著者からの内容紹介より

吾妻ひでおの漫画を読んだことは一度もなかった。
アニメ「ななこSOS」は見たことはあったが、作者が吾妻ひでお氏なのね。
ロリコンな絵だったことしか憶えていないけど(笑)
70年代後半、吾妻ひでおはSFファンにとってはマニアックなカリスマであった、らしい。
「仕事したくない病」を発症(笑)して仕事場から失踪・自殺未遂、壮絶なホームレス体験、復帰したにも関わらずまた失踪し、何故だか配管工として肉体労働。更に復帰するもアル中病棟に入るという経緯がかかれている。
「仕事したくない病」はあたしにもあるし(笑)マイナス思考なのでダウナーに入りやすいが、ここまで落ちることはない。
ホームレス体験や狂気と幻想そして死が身近にあるアル中体験は凄まじい。
また、SFを描きたかったが思うように描かせてもらえない、原稿を入稿後にネーム(台詞)を書き換えられ発行される、という現実も実に悲しい。
「人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています」とあるように、このように弱い人(と一言で片付けられないことはわかっているが、敢えて)がリアルに描くとまたダウナーに入るだろうし、見せられる方もキツイだろう。
そんな内容を悲壮感を出さずに描けるなんて、本当に凄いなぁ。
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by m_015 | 2009-02-04 13:07


きままに更新、マイペース。


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